2023年5月2日、神戸市教育委員会は、市立小学校に勤務する教諭が、230人分の児童の名前が書かれた書類などを紛失したと発表しました。
個人情報の取扱が重要視されている今、今回の件が起こって、不安の声がよせられました。
今回、個人情報を紛失させた小学校教諭は誰なのか、勤務先はどこなのかについて調査しました。
神戸市立小学校教諭が児童230人分の名前書かれた書類など紛失!
教育委員会によりますと、神戸市立小学校の30代の男性教諭は、4月28日、学校から個人情報が書かれた書類と業務で使用するパソコンをカバンに入れて持ち出しました。
教諭はその後、複数の飲食店で酒を飲み、帰宅する途中にカバンがないことに気が付いたということです。
男性教諭は、当日と翌日にカバンを探したものの見つけられず、その後、警察に届け出たということです。
ーhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1802ee5b040d0c3351a0221ea685c6de373ed20e
大切な個人情報が書かれていた書類とパソコンを、酒を飲んで帰宅中にカバンごと紛失させてしまったようです。
紛失に気づいた教諭は、1人でかばんを探したけれど見つからず、翌日も見つからなかったとのこと。
結果、警察への届け出と、職場に報告したとのことです。
【誰?】個人情報紛失させた神戸市立小学校教諭は誰?勤務先は?
今回、個人情報を流出させた教諭は誰なのでしょうか?
性別 :男性
年齢 :30代
勤務先:神戸市立小学校
現段階では、教諭の実名や、勤務先、顔画像については特定されていませんでした。
神戸市立小学校は、現在161校と1分校があります。
また30代という年齢は、かなりの教諭が当てはまると思いますので、特定は難しそうです。
おそらく公務員いう立場上、今後も公開はないかもしれません。
更に詳しい情報が入りましたら追記します。
紛失した資料は全児童・教職員265人分!
今回、男性教諭が紛失させた個人情報ですが、かなりの量であることがわかりました。
・当該校の全児童の名前が記載された一覧表(230名分)
・3・4年生3クラス分のテスト答案(64名分)
・答案チェック用の児童の名前一覧(69名分)
・昨年度・一昨年度の当該校教職員の住所録(電話番号含む)(35名分)
・KIIF端末(教職員が使用する事務処理用PC、第三者からはログイン不可)
児童だけではなく、教職員の住所など、悪用が心配されるような情報まで入っていたようです。
悪用されないか、心配ですね…
個人情報流出は飲みすぎて酩酊状態が原因?
今回、なぜこのような個人情報流出が起こってしまったのでしょうか?
男性教師は、小学校の教職員ら14人と飲食店で食事をした際、飲酒して酩酊状態になったとみられ、市教委の聞き取りに対し、「帰宅途中にかばんの紛失に気付いた」と説明しているということです。
ーhttps://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_19483.html
まず、この男性教諭が、お酒を飲んで酩酊状態になったことで、自分の持ち物をきちんと管理できていなかったことがあげられます。
また、
小学校では、書類などの持ち出しには校長の許可が必要でしたが、男性教師は許可を得ていませんでした。
ーhttps://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_19483.html
書類の持ち出しの許可をもらわず、勝手に持ち出したことも、今回の件につながってしまったのではないでしょうか。
先生の持ち帰り仕事は当たり前?!教師の職場はブラック!
ただ、今回の根本的な原因は、別のところにあると感じます。
それは、
書類を持ち帰らなければ、仕事が終わらないという小学校教諭の勤務実態
です。
普通、仕事を持ち帰ってまで家でしたい!という意欲がある人は、いないのではないでしょうか。
小学校に勤務している間は、子どもを優先させた業務が多いため、事務の仕事などは手が回らないのも現状です。
やむを得ず、持ち帰らなければならなかった現状を作っていることが、根本的な原因だと感じます。
小学校教諭に限らず、サービス残業や持ち帰りが当たり前と言われている教師の職場。
先生方も働きやすい職場環境が作られることを願っています。