日本から遥か遠く離れたアフリカにあるアンゴラ。
あまり馴染みのない日本人も多いかもしれません。
今回は、アンゴラの観光情報や治安、行き方をまとめました。
アンゴラ共和国とは?
アンゴラは、正式名称”アンゴラ共和国”という国です。
アンゴラの場所はこちらです。
面積 :124.7万平方キロメートル(日本の約3.3倍)
人口 :3,080万人(2019年)
首都 :ルアンダ
言語 :ポルトガル語(公用語)、その他ウンブンドゥ語等
宗教 :在来宗教(約50%)、カトリック(約40%)、プロテスタント(約15%)
気候 :国土の3分の2以上が高度1,200~2,000mの高原。
北部は高温多湿の熱帯性気候、中部はサバナ気候、南部は温暖乾燥の亜熱帯気候。
海岸地帯やナミビアとの国境付近は乾燥が激しい。
11月~4月が雨期で温度、湿度ともに高く、5~10月は涼しい乾季となる
気温 :首都ルアンダの年平均気温は24℃
アンゴラは、コンゴ民主共和国とナミビアの間にある国です。
人口は3,080万人(2019年)ですが、面積は日本より大きいです。
日本とアンゴラは、あまり接点がないのでは?と思われがちですが、母子手帳の普及において、日本人専門家が活動しています。
2016 年5月,日本政府は,アンゴラ政府の要請により,日本の母子健康手帳の経験と知見を活かした母子健康手帳の普及の定着支援及び母子健康手帳を使用する医療従事者の能力強化を図ることを目的とした「母子健康手帳を通じた母子保健サービス向上プロジェクト」を開始しました。
ーhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000480451.pdf
日本からアンゴラ共和国への行き方
日本からアンゴラへの直行便は、残念ながらありません。
主な行き方としては、アンゴラの場所は中央アフリカのエリアに近いため、日本からヨハネスブルク経由で入るより、玄関口であるルアンダの空港へのフライトがある航空会社が便利だということです。
・エチオピア航空の場合
成田〜アジスアベバ(16時間40分ほど)→アジスアベバ→ルアンダ(5時間10分ほど)
・カタール航空の場合
成田〜ドーハ(11時間50分)→ドーハ〜ルアンダ(8時間45分ほど)
・エミレーツ航空の場合
成田〜ドバイ経由〜ルアンダ(約20時間)
どこの航空会社をつかっても、待ち時間を合わせると21~24時間程度かかる計算になります。
ヨーロッパの主要空港からの飛行時間は、
出発都市と路線 | 飛行時間 |
---|---|
パリからルアンダ(フランスからアンゴラ) | 8時間0分 |
ドバイからルアンダ(アラブ首長国連邦からアンゴラ) | 8時間10分 |
フランクフルトからルアンダ(ドイツからアンゴラ) | 8時間30分 |
アムステルダムからルアンダ(オランダからアンゴラ) | 8時間30分 |
だいたい8時間ほどと言われています。
アンゴラ共和国の治安は?注意が必要!
外務省の発表によると、アンゴラの治安は不安定な状態と発表されています。
アンゴラの地域によっては”不要不急の渡航は止めてください”という警告も出ています。
治安が良くない理由としては、
・未撤去地雷がある
・ルンダ地方の自治を求める「ルンダ・チョクウェ保護領運動」との関係があるグループによる暴動等が発生
・ダイヤモンドの違法採掘グループと治安当局側との衝突が発生する可能性
・FLEC-FAC(カビンダ解放戦線カビンダ軍)によるアンゴラ国軍に対する武力行為がゲリラ的に発生
・外国人を狙った犯罪(誘拐事件や強盗事件など)を起こす武装グループの存在が確認
といった事情もあるようです。(外務省HPより)
アンゴラ共和国の観光情報
治安には注意が必要ですが、アンゴラには魅力的な観光地が多数あります。
大自然に満ち溢れた、魅力的な観光場所が多いようです。
①キッサマ国立公園
首都ルアンダから約80km、クワンザ川が流れる緑美しい公園。
現在はアフリカゾウ、キリン、シマウマ、ブッシュバック、ダチョウ、ホオジロマンガベイ、エランド、クドゥなどのレイヨウ類等の多くの動物と、そして今では数多くの鳥が生息しているところです。
車でのサファリのほか、ボート・サファリやリバートリップも楽しめる人気スポットです。
②カランドゥラの滝
アフリカ2番目に大きいと言われている、カランドゥラの滝。
首都ルアンダから北東へ360kmに離れた場所にあります。
観光地化もされておらず、入場券がなくても近づけますが、逆に柵も何もなく恐怖を感じるかもしれません。
小さな岩場を越えてすぐ上まで近づいて水が落ちるのを見るのは、結構スリルがあり、ぜひ行きたいスポットです。
③ルアンダの城砦
内戦が続いていたルアンダですが、今は新しいショッピングモールやホテル、中国資本のビルなどが立ち並び、とてもモダンな大都会となっています。
バスコ・ダ・ガマをはじめ、英雄たちの銅像が建ち、戦車や大砲、ヘリの残骸なども展示されています。
博物館にはポルトガルの植民地だった名残で白とブルーの美しいアズレージョ(絵タイル)が飾られているので、こちらもぜひ行っておきたいスポットです。
④ペドラス・ネグラス
首都ルアンダから300km近く東に位置する、大きな奇岩“パブラス・ネグラス”。
まるでオーストラリアのエアーズロックを彷彿とさせる場所です。
なぜ大きなユニークな形の岩山がいくつもそびえているのかは、謎に包まれているとのこと。
まさに自然が作り出した大芸術といっても過言ではありません。
⑤ミラドゥーロ・ダ・ルーア(アンゴラ中部)
アンゴラの首都ルアンダから約66km南に位置するミラドゥーロ・ダ・ルーア。
数多くの岩山が並んでおり、崖と地層が織りなすそのコントラストがとても魅力的な場所です。
自然豊かなアンゴラでしか見られない光景ではないでしょうか?
まとめ
以上、アンゴラの治安や観光情報、日本からの行き方についてでした。
今回ご紹介した観光情報以外にも、たくさんの見所がある国です。
日本人にとってもあまり聞き馴染みのない国ではありますが、近年では海外からの観光で人気の場所にもなりつつあるそうです。
あなたも、ぜひ機会がありましたら、アンゴラへ行ってみてくださいね!