2023年4月28日、東京都港区赤坂4丁目の青山通りで、タクシーの乗客の会社員男性が開いたドアから道路上に倒れ込み、後続の乗用車にひかれて死亡する事故がありました。
このタクシー運転手の対応が話題をよんでいます。
今回は、運転手の勤務会社や経歴についてリサーチしました。
タクシー乗客が後続車にひかれ死亡!
東京都港区赤坂4丁目の青山通りで28日午後9時35分ごろ、タクシーの乗客の会社員男性(36)=大阪市中央区=が開いたドアから道路上に倒れ込み、後続の乗用車にひかれて死亡する事故があった。
警視庁によると、男性から「気持ちが悪い」との訴えを受けたタクシー運転手がドアを開けたという。
ーhttps://news.yahoo.co.jp/articles/938d7c8915acf61ec53502ceea0762adb4c5af61
この亡くなった男性は、中岡恵さん(36)=大阪市中央区松屋町ということです。
中岡さんをひいてしまった後続車の方も、まさかタクシーからいきなり人が倒れ込むとは予想をしていなかったのではないかと思います。
事故があったのは、東京都港区赤坂4丁目の青山通りです。
東京都港区赤坂4丁目の青山通りの地図はこちらです。
事故が起こった状況は?
今回の事故が起こった状況を整理すると、
・現場は片側4車線の直線
・最も右側の車線で信号待ちをしていた
・タクシーの20代の男性運転手が後部座席のドアを開けた際、中岡さんが左側の車線に倒れ込み、後続の車にひかれた
ということです。
なお、運転手は
「(中岡さんが)酒に酔っており、吐きそうだったのでドアを開けた」と説明
ーhttps://www.sankei.com/article/20230429-27ERPD47FFJDXHGIVP567RHPJ4/
しているそうです。
【顔画像】タクシードライバーは誰?勤務先や経歴は?
中岡さんを乗せていた、タクシードライバーですが、このタクシードライバーは一体誰なのでしょうか?
タクシードライバーの顔画像や実名などについては、現段階では報道されていません。
現在わかっていることは、
20代の男性運転手
という情報のみでした。
このドライバーが勤務していたタクシー会社や、運転の経歴などは不明です。
しかし、20代ということで、まだタクシードライバーとしての運転経歴は浅い部類に入るのではないでしょうか?
酔っ払った乗客の対応などについて、あまり経験がなかったということも考えられそうです。
このドライバーは業務上過失致死の疑いを視野に捜査が進んでいます。
酔っ払った乗客の乗車は拒否できる?
今回なくなった中岡さんですが、乗車当初酔っ払っていたということがわかっています。
タクシードライバーは、酔っ払った乗客を拒否することはできるのでしょうか?
道路運送法13条によると、
タクシー運転手は、法律上、運送引受義務を負っているので、お客さんから乗車を求められた場合には、いくつかの例外を除いて、乗車拒否をすることはできない
ということです。
しかし、いくつかの例外が存在します。
①定員オーバーになる場合
②危険物を所持している者
③乗車禁止エリアである場合
④泥酔者又は不潔な服装をしている者等であって、他の旅客の迷惑となるおそれのある者
⑤営業区域外から営業区域外への運送を依頼された場合
⑥乗客から特別な負担を求められた場合
⑦当該運送が法令の規定又は公の秩序若しくは善良の風俗に反するものである場合
この場合は、乗車拒否をすることも可能だということです。
今回の場合、④の泥酔者に該当する可能性もあります。
しかし、乗車する際に泥酔と気づかず、乗せてしまったということもあるかもしれません。
また、運転経験の少ない若者が帰庫時間や休憩時間などのルールを守りながら限られた時間で高い売上を目指す、というタクシー業界の現実もあるため、売上のために泥酔とわかっていながら乗せたというパターンもありえます。
今後どのような判決がでるのか、続報が入り次第追記していきます。